外科手術

外科手術

痛みの管理と栄養の管理

痛みの管理 当院では、わんちゃんやねこちゃんが感じる痛みを最小限に抑えた上で外科手術を行なっています。手術前・手術中・手術後の三段階で痛みを抑える処置を施します。また、栄養の管理がとても重要とも考えております。大きな手術の際には、術後の栄養管理も考えた計画を立てていきます。

対応可能手術

 様々な手術を行っています。

 難しい手術に関しては、専門の病院をご紹介することもできますが、当院での手術を希望される方は、ご相談いただければ、対応も可能です。

手術の予約と手術前の準備について

手術の予約と手術前の準備について 一部の緊急手術を除いて、基本的に手術は予約制となっています。手術を行なう際には、術前検査はもちろんのこと、手術前に数日間、全身状態を改善させる治療を施すなど、十分な手術計画と準備が必要になるためです。計画的な手術や全身状態が安定している場合、手術に際して伝染病の予防接種と外部寄生虫の駆除予防を行ないます。手術前日から準備や制約がありますので、必ずお守りいただき、手術に備えてください。

手術前の食事について

 手術の当日は、絶食というのが今までの考え方でしたが、最近では、絶食時間の短縮や手術前の栄養給与に多くの有用性があることがわかってきました。

 当院では、手術前後の栄養管理を十分に考え、以下のような目的で、液状食の術前給与を実施しています。(好き嫌いがあり、液状食を食べてくれない子については、従来通りの絶食での対応も可能です。)

  • 術後の合併症のリスク減少
  • 術後の死亡率の減少
  • 入院期間の短縮
  • 創傷治癒の促進
  • 腸内細菌バランスの早期正常化
  • 逆流性食道炎の防止

術前の飲水について

 液状食を食べる方は、そのときまで飲水可能です。

 絶食にする方についても、当日の朝の飲水までは問題ありません。

排尿と排便、散歩

 排尿や排便はできるだけ済ませてからご来院下さい。散歩に関しては排尿、排便をしたら終わりにしておきましょう。しないときは、無理にさせる必要はありません。

痛みの対処法

痛みの対処法 手術の際は、手術前から痛みをコントロールする処置を行ないます。できるだけ痛みを抑えたほうが術後の回復が早くなるためです。手術中、手術後も引き続き痛みを抑えるため、わんちゃんやねこちゃんに合った対処法を施していきます。継続して痛みを抑えることで、わんちゃんやねこちゃんの負担をできるだけ少なくします。
 大きな手術の際にも有効な痛み止めの手段をご用意しておりますので、わんちゃんやねこちゃんの痛みが心配な飼い主様もご安心ください。

術後の栄養管理法

 術後に栄養をとるとなった場合、どのようにしたらよいでしょうか?術後に点滴をするというのを思い浮かべる方も多いかと思いますが、実は通常の点滴では水分やビタミンといったものしかいれることはできません。三大栄養素の糖質、脂質、タンパク質は、口から食べて、腸から吸収しなくてはいけません。しかし、術後で食欲がなかったり、慣れない環境で食欲がでない子に、口から食べてもらうことは、困難を極めます。そういった子に利用できる選択肢をご用意しています。流動食をチューブから胃、腸に届ける方法、糖、脂質、アミノ酸を含んだ、栄養点滴と呼ばれる方法です。体力が落ちてしまう前に、早期に栄養管理をしていくことで、術後の回復を早めます。

tel.024-973-7762tel.WEB診療予約
一番上に戻る
  • スタッフブログ
  • 犬と猫の
栄養成分辞典
  • Facebook
  • LINE